給料のイメージ

会社で仕事をしていると多かれ少なかれ専門領域でスキルアップできる方がほとんどかと思います。しかし、お給料は必ずしもそれに伴って上がっていくとは限りません。自分のスキルアップと同時に自分の給料アップを図っていくこともとても大切なのです。ここではエンジニアが自分の年収を上げるために見直すべきことをご紹介します。

 

会社の給料のレンジを知る

あなたの会社で同僚や、先輩、はたまた上司はどれくらいのお給料をもらっているのでしょうか?噂などで構いませんので今すぐ確認してみてください。会社には給与レンジというものがあり、一般的にはその会社にいる限りはそのレンジを超えることはありません。逆にそのレンジ以上のお給料をもらおうとしたら、それなりの強い交渉しなければなりません。

特に大手企業では上が詰まっており、昇進枠がかなり限られてしまいます。単純な確率でいうと課長に到達するのは5%以下とも言われます。仮に課長に昇進していくらのお給料がもらえるのか。リスクとリターンを計算すると、分の悪い賭けであることに気づく方も多いのです。

自分がその会社の給与レンジで満足できるのか。自分の理想の年収と照らし合わせて確認してみることをおすすめします。

 

会社の今後の事業戦略・集中領域を知る

今後の事業戦略においてあなたの会社はどこにリソースを注力するのでしょうか。あるいは今後どこに注力できると予想できるでしょうか。もしその集中領域に関われるとしたら、年収アップのチャンスです。その領域に必要となるスキルを身につけ、コアメンバーとして活躍できれば交渉力も上がります。エンジニアとしての会社での将来的なニーズを予測して、先手を打って勉強しておくことも大切です。

 

会社でのキャリアパスの選択肢を知る

あなたの今の職務内容は何でしょうか?その職務内容でエンジニアのキャリアとして何を吸収できるのでしょうか。そしてその職務の先にどんなチャンスがあるのでしょうか。上司や先輩はどのようにキャリアを歩んで行ってるのかを確認しましょう。そこ歩み方が自分の理想のルートだったり、スピードだったりするのかを、確認しましょう。とくにスピードが大事です。その歩みのスピードが年収アップの速度に影響します。今の会社にこだわらなくても、自分の理想のキャリアパスをすぐに歩める可能性はあるのです。

自分の貢献が理解されているかを確認する

たとえあなたが一生懸命仕事をしていたとしても、それが上司や周囲に理解されているか確認が必要です。もし理解されていない場合は、下記のような点を確認してみましょう。

上司や周囲とのコミュニケーションや報告は十分できているか。実績を伝えられているか。

人は、自分に近い人、コミュニケーションをとってくる人を無意識に高く評価します。上司も同じです。報告に限らず、相談などもこまめにしてコミュニケーションをとっていきましょう。

また上司にわかるように自分の成果を伝えましょう。具体的には自分の投入した時間によってどれだけの成果が得られたのか。数字で説明できると説得力が増します。あなたのインプットとアウトプットの量がどれだけだったのかを説明しましょう。それがすなわち生産性なのです。

そもそも自分の努力の方向性が的はずれでないか。

そもそもあなたのやっていることが部署のミッションに即しているのか。一度確認しましょう。もし的外れなことをしていた場合はすぐに軌道修正が必要です。

今の自分のスキルを棚卸する

あなたは今の会社でどのようなスキルを身に着けてきたでしょうか。そしてその会社でなくても活用できるスキルはどのくらいあるでしょうか。それがエンジニアの転職市場においてニーズの高いスキルであれば、他社で好条件で働ける可能性があります。逆にニーズがないスキルだと、転職のチャンスは狭まります。特にエンジニアは技術のトレンドの変化が速いので、自分のスキルがどれだけ市場にトレンドにあっているのか、成長の方向性を確かめることがとても重要です。下記のような点を確認し、一度、戦略を練ってみましょう。当てはまるようでしたら見直しをお勧めします。

  • 今いる会社などの特定の会社でしか使えないスキルばかり身に着けていないか。
  • 廃れ始めてる古いフレームワーク・技術を使っていないか。
  • 専門性の低いスキルばかりを身に着けていないか。誰でもできることばかりをやっていないか。

他社の同ポジションの条件や待遇を確認する

今のあなたのポジションは、本当にその会社でしか存在しないものなのでしょうか。他の会社に今以上の条件で自分のやりたいことができないのか、探してみることをおすすめします。今の会社で仕事を続けることの必然性を考えましょう。

必ずしも転職が良いとは限りません。会社で培ってきた信頼関係や評価が後押しして、その会社で更なるチャンスをつかめる可能性もあるのです。できる限り、今自分が置かれている状況を客観的に分析しましょう。

 

いかがでしょう。結局のところ、今の自分を客観的にみれるか、が大切です。そのために周囲を巻き込んだり、レビューをもらうことも良いことです。その上で自分が過小評価されていると判断できる場合は、転職などをおすすめします。

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