
仕事としてゲームやVR・ARアプリケーションを作ってみたい、と思ったことのある方は多いのではないでしょうか?しかし、なんとなく難しそう、スキルが足りない、と考えあきらめてしまっている人もいらっしゃるのではないかと思います。ところが、UnityやUnreal Engineなどの優れたゲーム開発エンジンの台頭によって、かつてと比較し開発の敷居はとても下がっているのです。こちらではUnityについての簡単な紹介と、学習方法・キャリア構築についてご紹介します。
Unityとは
UnityはUnity technologies社が開発、サービス提供している、ゲーム開発エンジンで、主にGUIをつかってゲームやVR/ARアプリの開発が可能です。これまでとは異なり、プログラムを書くことなく開発ができ、非プログラマーであってもある程度開発ができるようになってきています。
また、もう一つの大きな特徴として、クロスプラットフォーム開発ができる統合開発環境という点です。Unity上で、一つアプリ開発をすると、即座にiOSやAndroid、windowsやmacといったように、さまざまなOSに向けたアプリを作成することができるのです。少ない労力で、自分のアプリをささっとリリースしたい、という方にもおすすめのツールです。
プログラミング言語はC#もしくはjavascriptとなります。
Unityを使いこなすには
こちらではいくつか、Unityをつかいこなすポイントを共有いたします。
すでに述べたとおり、Unityの特徴は、GUIで設定する部分(Editor)とプログラムが連携されているという点です。この連携をうまく使えこなせるか、がUnityを使う上での一つの鍵となります。例えば、プログラムを書くことのできない非エンジニアの人に調整してもらう変数は、Unity Editor側で設定できるように、プログラムを組む必要があります。もし、ゲームバランスの調整をプランナーやデザイナーなど他の職種にまかせたい場合、いかにプログラムがロジックだけを提供し、調整用の変数を外に出せるか、が重要になってきます。
Unityを使いこなすためには、単にプログラミングができるだけでは不十分です。下記のようなスキルやセンスが問われてきます。
- プログラミング能力
- 3D空間、モデルの編集スキル
- インタフェースやUX設計のスキル
Unityエンジニアになるということを考えると、プログラミングができるだけでは十分とは言えませんし、逆にプログラミングがあまりできないからといって、あきらめる必要もありません。Unityは開発におけるカバー範囲が広く、どの範囲で自分の強みをだすか、ということも考えどころではないかと思います。
また、Unityを使ってアプリを開発するコツの1つとして、公開されているプラグインやUnityAssetStoreを使いこなすということも大切になってきます。ゲームやVRアプリ開発となると、様々な機能であったり、3D素材やアイコン素材、音源素材などの様々なクリエイティブ素材が必要となってきます。これらを全て自前で作ろうとすると、いくら時間があっても足りません。もし個人レベルで何かゲーム、アプリを作りたいようであれば、自前でこだわり過ぎず、すでにあるもの、公開されているものを使う意識を持つことをオススメします。個人製作者は、特にUnity Asset Storeを使いこなしましょう。
オススメの学習方法!
では0からUnityを勉強したい場合、どのように進めるのが良いのでしょうか?書籍を買って進めるというのも一つの選択肢かもしれません。しかし、今はオンラインの講座が充実しており、多くの選択肢があります。オンライン講座は、ネットで受講できるため、気軽にかつスキマ時間を使ってスマホなどで受けることが可能です。また書籍とは違い、動画で講師の操作画面を見ることができるため、直感的に学ぶことができます。
こちらではオンラインのスクールと講座の一部をご紹介します。
Udemyを使ってみる
以下におすすめの講座をピックアップします。
2Dゲームを作ってみたい方
Unity ゲーム開発入門:インディーゲームクリエイターが教えるマリオのようなゲームを作成する方法
3Dモデリングもあわせて、Unityでゲームを作ってみたい方
Unity(ユニティ)&Blender(ブレンダー)~初心者のための超入門講座~
C#をプログラミング言語としてちゃんと勉強したい方
一週間で身につくC#言語
Tech Academy
Tech Academyはオンラインで提供されているスクールで、自分が知りたい技術領域について体系的に学ぶことができます。また講義を提供するだけでなく、現役のエンジニアがサポートしてくれるのも特徴の一つです。もし詰まったりわからないことがあれば気軽に質問することができます。将来的に転職も見据え、単発の講座よりも体系的にきっちり学びたいという方は、こちらに挑戦してみることをオススメします。
Unityを使ってゲームエンジニア・xRエンジニアになるには
Unityを使ってみた上で、ゲームやアプリ開発を楽しいと感じたり、自分に向いていると思った方は、自分のキャリアの選択肢として考えてみてはいかがでしょうか?
ゲームエンジニア・VR/ARなどxRエンジニアへの転職
まずUnityをつかう職種の候補として、最初にあがってくるのがゲームエンジニアです。ゲーム業界は現在人手不足で、Unityエンジニアへの採用意欲は年々高まっています。最近のスマホ用ゲームなどでも、ほとんどがUnityを採用しており、今後もこのニーズが高まっていくことが予想されます。
転職サービスのワークポートでは大手も含め、ゲーム業界への転職を幅広く支援しています。
まずフリーランスや副業でやってみる
いきなり本格的な転職は怖い、という方はぜひ副業などで挑戦してみてください。例えば下記のようなサービスでは副業案件の紹介なども行なっています。このようなサービスを例に、現在はエンジニアが副業をするための支援サービスが増えてきており、新しい技術を実践する場も増えてきているのです。
いかがでしたでしょうか。まずはぜひUnityにふれ、一歩目を踏み出してみてください。