エンジニアは今すぐに転職をしないとしても、職務経歴書を書いておくことは重要です。良くできた職務経歴書があれば転職で有利になるでしょう。ここではエンジニアが職務経歴書を書くべき理由を6つ紹介してきます。
経歴の棚卸しができる
エンジニアが職務経歴書を書くと、自分の経歴を振り返ることができます。経歴を何となく把握していたとしても、忘れていることがあるかもしれません。エンジニアの職務経歴は正確な記録として残しておきましょう。また、資格を把握することにも役立ちます。資格は取得したと年を優先順位の高いものから記録しておきます。資格によっては転職に役立つものもありますので、抜けがないようにしましょう。転職先で必要になる資格が分からないため、持っている資格は全て書き出しておくことが大事です。
転職で役立つスキルが見つかる
職務経歴書を書くとスキルを把握することができます。それまでの経歴で何ができるようになったのかを把握できれば、転職で役立つものが見つかるかもしれません。また、スキルについては習熟度も合わせて記録しておきます。習熟度が高ければ転職するときの武器になります。特に色々な会社から求められる確率が高いスキルは詳細に把握しておきましょう。汎用性があるスキルは色々な会社が求めていることが多いです。転職で武器になるスキルが見つかったら、細かい点まで思いだしてできることを書き出します。他にも役立つスキルがあれば、全部詳細な情報を書きましょう。役立つスキルは会社によって違いますので、できることを書いておくことが大事なのです。
実績が分かりやすい
職務経歴書を作ると実績が分かりやすくなります。実際に職務経歴書を書くときには、相手に伝わりやすいように実績を書くことがあります。具体的な代表例などを書くと理解しやすい職務経歴書になるでしょう。ただ、実績を書くときには売上や経費なども示す方が説得力が増します。転職する直前になって実績などを書き出そうとしても思い出せない人もいます。しかし、職務経歴書を先に書いておければ、思い出せることが多いです。かかった日数やコストなども一緒に書いておくと、転職希望先にコスト意識があることをアピールできます。経験したプロジェクトに関する情報を詳細に記録しておくと役立つ可能性があります。
自己分析ができる
職務経歴書を書くことで好んで参加してきたプロジェクトや仕事が分かります。どのような方向に進みたいかということに迷っているときには役立ちます。過去の経験から自分の方向性を決めることができるのです。特に大事なのが楽しんで行った仕事です。苦痛で仕方なかったという仕事以外に、楽しく最後まで仕事ができたというものもあるでしょう。そのような仕事であれば、長く続けることができるかもしれません。過去を振り返ることで次にしたい仕事が見つかることもあります。また、自己分析をしていけばやりたくない仕事が分かって、やりたい仕事が絞れます。特になぜやりたくないのかまで分析すれば、根本的な原因も分かるでしょう。嫌な原因となることを避けて仕事を見つければ、やりたい仕事と出会える可能性は高いです。
将来のキャリア形成に役立つ
職務経歴書を書いて自分のことを振り返ってみると、次に何をキャリアとして積みたいかが分かります。学んできたスキルを発展させる方法もありますし、肉付けして強化する方法もあります。なりたいキャリアに必要なスキルを自分に加えていけば、だんだんと近づくことができるでしょう。例えばプロジェクトマネージャーになりたいのであれば、プログラミングのスキルだけでは十分ではありません。それが分かれば必要なものを探して、身に付ける努力ができます。
また、市場価値を高めるために必要なことも分かるでしょう。自分の市場価値は職務経歴書に書かれている内容から決まってきます。価値を高めるためにはどんな分野の経験や知識を積む必要があるかが分かります。プログラミング技術があれば、そこにマネージメントスキルを足してプロジェクトマネージャーができるようになりましょう。そうすれば、市場価値は上がっていきます。
別途資料が必要かが分かる
職務経歴書は一枚で書くこともありますが、資料を別に用意した方がいい場合もあります。別途資料が必要になることは一度書いてみないと分からないです。特にエンジニアは実績などで資料があると分かりやすいケースもあるのです。文章だけでは伝わりにくい場合は図やイラストがあると相手に伝わります。そのような資料はすぐに用意できるものではありません。転職する時に必要になるのであれば、あらかじめ作っておいても損はしないでしょう。
このようにエンジニアは職務経歴書を作っておくと役立つことが多いです。すぐに必要とはならないとしても、自分を振り返るために作っておきましょう。転職するときにはそのような職務経歴書が必要になるケースは多いです。